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ルフトハンザ、短中距離線でも機内インターネットサービス 10月から
ルフトハンザ・ドイツ航空は、10月より、短中距離線の機内でインターネットサービスの提供を開始する。
2018年半ばまでに、エアバスA320ファミリーの全機材でサービスを提供する予定。ルフトハンザ・テクニックはヨーロッパのMRO企業で初めて欧州航空安全局(EASA)から、ハードウェアやソフトウェアの改造内容がEASAの規定と、航空機の耐空性を保証する設計仕様に沿ったものであることを認定する追加型式設計承認(STC)を取得しており、エアバスA319型機、A320型機、A321型機などA320ファミリーにKaバンドアンテナを設置していく。すでに機材の投入は開始しており、今後機内システムの機能と安定性の両面で試験を行う。
システムはインマルサット社のGlobal Xpress(GX)ネットワークを通じて提供する。ヨーロッパでGX通信ネットワークとハネウェルが設計したKaバンドアンテナに関わるシステムが導入されるのは今回が初めてとなる。
ルフトハンザ・ドイツ航空では、インターネット接続サービスを2003年1月より導入。ボーイングが提供する「コネクション・バイ・ボーイング」が商業運用を停止したため、2006年にサービスを中断。2010年12月には世界初の大陸間路線でブロードバンド接続の提供を開始し、2015年6月には保有する全長距離線用機材107機に「ルフトハンザFlyNet」の導入を完了した。