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ルフトハンザ傘下の長距離LCCのユーロウィングス、損益分岐点超える 大規模拡大へ
ルフトハンザグループは、ドイツ・ケルンを拠点とする傘下の長距離線格安航空会社(LCC)、ユーロウィングスを2016年度に大規模な事業拡大を行うと発表した。
現在、ボストン、マイアミ、ドバイ、バンコク、プーケット、モーリシャスなどに就航しており、シートピッチが約115センチ、130度までリクライニングができるプレミアムエコノミーとエコノミーを計310席を配置したエアバスA330-200型機で運航。2015年秋の運航開始当初の2機から数年で7機にまで拡大する計画を発表している。2015年度の売上高は19億ユーロ、調整後利払い・税引き前利益(EBIT)は800万ユーロとなり、損益分岐点を超えた。2016年度は投資を行うため、ユーロウィングスの調整後EBITは前年をわずかに下回る可能性があるとしている。
ルフトハンザグループでは、グループ内の航空会社は収益の伸びにおける主要な牽引役になるとしながらも、ストライキによる収益の影響や、競争の激化で収益性の縮小を予想している。競争力維持のため、燃費効率が高い新機材52機を受領し、ユニットコストの引き下げに取り組む。