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”非文明な乗客に制裁” 中国の航空会社5社が共同声明
中国航空運輸協会(CATA)は、中国国際航空、中国東方航空、中国南方航空、海南航空グループ、春秋航空の5社が、非文明的な利用者をブラックリストに登録することなどを定めた共同声明を発表した。
これは、観光客の行動によって国のイメージを損なうことや、飛行機の安全性にも影響を及ぼしかねないことから定めたもので、ブラックリストに記録されている人へのサービスを制限するとしている。搭乗拒否などを行うものとみられるが、具体的な基準は発表されていない。5社と傘下の航空会社が含まれているため、中国を発着する約80%のフライトが対象となる。日本に乗り入れている中国系航空会社のうちほとんどが5社傘下となっている。
中国国家旅游局も外国で問題を起こした観光客を実名で公表する措置を行っており、タイ・エアアジア機内で客室乗務員に熱湯をかけた乗客や札幌市内のコンビニで暴力行為を働いた観光客、カンボジアから帰国する機内でトラブルとなり、機長の判断で航空機から下ろされた乗客などが掲載されている。掲載後3年間は旅行が制限される可能性がある。
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