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ローソン、アリババの「アリペイ」決済を導入 空港やホテル内店舗から
ローソンは、増加する訪日外国人観光客の利便性向上のため、1月25日より、阿里巴巴集団(アリババグループ)が設立した螞蟻金融服務集団(Ant Financial、アント・ファイナンシャル)の中国最大級のモバイル決済サービス「支付宝(Alipay、アリペイ)」の取り扱いを順次開始する。
2月7日から13日までの春節を前に導入するもので、まず、1月25日より成田国際空港第3旅客ターミナル店でのみ展開。2月1日からは、空港やホテルに展開する、羽田空港国際線ターミナル店、オリエンタルホテル東京ベイ店、広芝店、ザ パーク フロント ホテル店、関西国際空港店、新千歳空港到着口店、新千歳空港出発口店、S新千歳空港国際ターミナル店にも拡大する。全店舗への拡大は夏以降になる見通し。
訪日外国人観光客のローソンへの来店目的はお土産用の菓子や日用品、国内消費用のおにぎりや飲料の購入など広範囲で、買い物金額も様々であることから、海外でよく利用されている電子決済サービスを導入することで利用の拡大を目指す。
アリペイは実名認証のユーザー数を4億人以上抱える決済プラットフォーム。オンライン決済だけではなく、対面決済では中国国内に55万店、海外に5万店の加盟店を持つ。利用者はスマートフォンなどのモバイル端末に決済用バーコードを表示させるだけで、簡単に代金を支払うことが出来る。
ローソンでは5店舗で免税サービスを実施し、2016年度中に100店舗以上に拡大するほか、一部店舗では訪日外国人向け人気商品の品揃えを強化し、SIMカードの販売なども行う。