デルタ航空、スカイマークにコードシェアや最新ITシステム導入で支援 再生計画案の可決・認可で出資

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イントレピッド・アビエーションは、7月15日、大口債権者に提示したスカイマークの再生債権者計画案で、デルタ航空をスポンサー候補に選定した。デルタ航空は、再生債権者計画案が可決・認可された場合、スカイマークへ規制範囲内で出資する。

デルタ航空は、最先端の利益管理技術を提供し、ユニットレベニューと利益率の最大化を支援するほか、マイレージプログラムの導入をサポートし、デルタ航空の「スカイマイル」との連携、顧客ベネフィットの相互提供を目指す。また、スカイマークの運航改善支援や、顧客エクスペリエンスの向上に向けた継続的な投資戦略を共有する。

さらに、予約システム、乗り継ぎ、イレギュラー運航時の予約振替機能などの最新のITシステムを導入するほか、共同運航(コードシェア)を念頭に国内線と国際線ネットワークの接続の可能性を検討するとした。

デルタ航空は、ヴァージン・アトランティック航空、ブラジルのゴル航空、メキシコのアエロメヒコ航空に出資しているものの、各社の経営の自主性を尊重しており、スカイマークへの支援も独立第三極としての立場、経営の自主性を尊重しつつ、連携で得られるシナジー効果を高め、WIN-WINの関係になれる支援を行うことを強調した。

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