スターフライヤー、黒字にV字回復 国際線再開も視野に

スターフライヤー

2期ぶりに黒字へ大幅回復したスターフライヤー。売上高も過去最高に © Toshio Tajiri/Flight Liner=14年3月

 スターフライヤー(SFJ)はこのほど、2015(平成27)年度を初年度とした「“らしさ”の追求2020」(新中期経営戦略2015~2020)を策定したと発表しました。

 2015年3月期決算では過去最高の売上高で2期ぶりに黒字へ回復し、今後は新戦略のもと「“スターフライヤーらしさ”を追求し、質にこだわることでお客様に選ばれる企業」を目指してさらなる経営基盤の強化を図ります。

 利用者に選ばれる企業を目指すため、スターフライヤーでは具体的な諸施策や経営目標について、2段階の計画としています。2015年度から2016年度にかけての2年間のフレーズ1では、基礎体力をつけることに傾注し、2017年度以降の成長戦略に備えます。2017年度から2020年度のかけての4年間のフレーズ2では、成長戦略を別途策定の上、新たな飛躍を具現化すると説明しています。

 ”らしさ”の追求2020のなかで発表した「中期ビジョン2020 “基本戦略”」は以下の通り。

・一貫したイメージ訴求を行い、強いSFJブランドを作る
・ コアとなる”SFJファン”を増やす
・ 期待を超えるおもてなしを実践する
・経営基盤を強化する

 今後のネットワークについては、既存の5路線1日30往復(羽田-福岡・関西・北九州線・山口宇部線、福岡-中部線)を維持しつつ、収益性が見込める新たな路線展開も視野に入れています。また、深夜早朝帯のチャーター便を積極的に計画し、状況に応じて国際定期便を再開させることも視野に入れています。

 機材計画については、ネットワーク戦略と連動した機材導入・退役計画を策定し、顧客のニーズと他社競争力等の観点を踏まえた新たな客室仕様も検討しています。

 また、既存のエアバスA320については品質維持・向上のため、シートと機内エンターテイメント、機体塗装の経年劣化に対応するとしています。

 スターフライヤーの2015年3月期決算は、売上高が過去最高を記録したほか、2期ぶりに黒字へ転換しています。営業収入は347億3400万円、営業利益は2億4700万円、経常利益は9億100万円、売上高営業利益率は0.7%。

 純損益は前期の過去最大赤字(30億4400万円)から4億3100万円の黒字でV字回復となり、昨年6月に松石禎己社長が就任して以来、営業利益・経常利益・純利益とも前期から大幅に改善しました。