エミレーツ航空、全A380に機内ワイファイ搭載完了

エミレーツ航空

機内Wi-Fiサービス導入機材が100機を突破 資料提供:エミレーツ航空

 エミレーツ航空(UAE)はこのほど、同社のWi-Fi対応機材がエアバスA380型機全59機を含む106機に達したと発表しました。

 エミレーツ航空が機内Wi-Fiサービスを提供しているのは、保有する233機のうちエアバスA380全59機とボーイング777型シリーズ47機の計106機。年間2,000万米ドル以上を投じて機内インターネットサービスの導入等を進めており、現在は毎月2~3機のペースで改修を実施しています。

 今後はA380全機に加え、保有するすべての777-300ERと777-200LRでのWi-Fi導入に向けて積極的な切り替えを進めます。

 エミレーツ航空は6割以上の機材で10MB(メガバイト)分の接続を無料提供しており、10MBを超える利用の場合は500MBごとに1米ドル課金されるシステムを提供しています。

 エミレーツ航空によると、昨年10月に10MB無料サービスの提供を開始して以来、Wi-Fi利用者は5倍近く増加。現在は14時間を超えるエミレーツ航空の長距離路線でのWi-Fi利用率は平均30%を超え、ニューヨーク発着便では66%の乗客が機内Wi-Fiを利用ているという。