国内線初 JAL、機内インターネットサービス導入 3路線から

 日本航空(JAL)は7月23日以降、無線LAN対応の機内インターネットサービス「JAL SKY Wi-Fi(JALスカイワイファイ)」を国内線に導入します。国内線で機内Wi-Fiサービスを提供するのは、JALが初めて。
 対象機材は5月27日より運航を開始した全クラス本革シートの国内線新仕様機材「JAL SKY NEXT(JALスカイネクスト)」運航便。対象は羽田発着の伊丹、福岡、函館線の一部便。8月以降は羽田-新千歳線の一部便でもスカイワイファイが利用できます。
 スカイワイファイは通信衛星を介して提供されることから、動画再生など通信容量の大きなデータのやりとりには適しておらず、また、安定した通信速度を提供するため、同時に接続できる端末数を制限してサービスを提供します。

JALスカイネクスト,スカイワイファイ

JALスカイワイファイが搭載される国内線新仕様機材「JALスカイネクスト」機内 Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

 料金は30分で税込み400円。使用制限のないフライトプランは飛行距離に応じて料金が変動し、羽田-伊丹間などの飛行距離450マイル以下の路線は500円、羽田-福岡間などの同451~650マイルの路線はスマートフォンが500円、タブレット・ノートPCが700円、羽田-那覇間などの同651マイル以上の路線はスマートフォン700円、タブレット・ノートPCは1,200円。支払いはクレジットカード決済のみに対応し、利用機器は自動判別されます。
 また、ビジネス番組などの映像コンテンツ、観光地情報「SKYるるぶ」などは無料で提供し、今後は利用者の要望を踏まえてコンテンツの充実に図ります。
 JALマイレージバンク(JMB)会員向けの特典については、今後の利用状況を踏まえて特典内容や実施時期を発表するとしています。