エア・ドゥ 737型機NGを2機追加導入、737-500全機退役 14年は国際線参入も

エア・ドゥ

2013~2016年度の中期経営戦略を策定したエア・ドゥ Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

エア・ドゥ(ADO)は国際線運航計画やボーイング737型機NG(Next Generation=ネクストジェネレーション)シリーズの導入等を発表しました。

これは、エア・ドゥが2013~2016年度の中期経営戦略の中で発表したもの。

新規路線は、千歳空港発着路線を優先的に検討。就航路線については羽田、伊丹、福岡、那覇に限定せず、新千歳から一定程度の需要がある千歳幹線の路線拡大を計画しています。就航開始時期は、経営基盤の強化を図った上で2015年度下期以降を目指す考えです。

エア・ドゥは国際線参入も視野に入れており、国際定期便運航は2014年度中の国際チャーター便運航を実現した上で、次期中期経営戦略期間中の就航を予定しています。

エア・ドゥ,737-500,JA8504

737型機NGの2機追加導入で、16年1月に全機退役予定エア・ドゥ737-500(JA8504) Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

今後の運航機材については、現行通り中型機・小型機の2機種体制を維持。

737-500型機は、2016年1月に納入予定の737-700型機9号機導入をもって全機(機体番号:JA300K、JA301K、JA305K、JA8196、JA8504、JA8595の計6機)退役を予定している一方、2015年度下期以降の国内路線展開に向けて、ボーイング737型機NGシリーズを2機程度追加導入する考えも示しています。

経営面については、費用適正化・生産性向上・IT推進を確実に実現し、2016年度までにユニットコスト10円台の達成を掲げ、同年度は営業収入600億円、当期純利益16億円、売上高営業利益率4.8%を目指す方針です。