日本最南端の国際空港、新石垣空港「南ぬ島 石垣空港」2013年3月7日に開港。

新石垣空港,南ぬ島 石垣空港

2013年3月7日に開港した日本最南端の国際空港、新石垣空港「南ぬ島 石垣空港」 Photo:Toshio Tajiri/Flight Liner

日本最南端の国際空港、石垣島の新石垣空港「南ぬ島(ぱいぬしま)石垣空港」が2013年3月7日に開港しました。

新石垣空港の計画は37年前から着手し、ついに開港。オープン当日は住民や観光客、報道陣など多くの人々が集まり、その関心の高さがうかがえます。

新石垣空港

地元住民の歓迎で多くの観光客で賑わう新石垣空港 Photo:Toshio Tajiri/Flight Liner

新石垣空港には国内線・国際線ターミナルがあり、これまでの石垣空港よりもおよそ3倍の敷地面積。滑走路も1,500mから2,000mに延伸したことから、ボーイング737型機に加え、中型機のボーイング767-300型機の離発着も可能になりました。

開港当日の新石垣空港着の初便はANA1761便と、日本トランスオーシャン航空/JTAのJTA601便。出発初便はANAの1762便と日本トランスオーシャン航空/JTAの600便。日本トランスオーシャン航空/JTAの初便には特別塗装機「ジンベエジェット」、機体番号/レジ「JA8939」が使われました。

JTA,ジンベエジェット.JA8939

新石垣空港の記念すべき初便として迎えられたJTA特別塗装機「ジンベエジェット」 

新石垣空港に着陸したジンベエジェットは、記念日の就航ではお馴染みとなった消防車からの放水アーチで出迎えられ、初便の乗客には手作りの搭乗証明書をプレゼント。

また、日本トランスオーシャン航空/JTAでは以前の石垣空港への感謝の気持ち、そして新石垣空港開港を記念する南西航空時代の塗装を再現した特別塗装機「SWAL(スワル)ジェット」、機体番号/レジ「JA8999」が以前の石垣空港発のファイナルフライトを飾りました。この特別塗装機「SWAL(スワル)ジェット」については、2013年3月から約5年間の就航が予定されており、日本トランスオーシャン航空/JTAのボーイング737-400型機が就航する全路線に投入されます。

新石垣空港,ANA

新石垣空港「南ぬ島石垣空港」、ANA側のチェックインカウンター Photo:Toshio Tajiri/Flight Liner

新石垣空港、愛称「南ぬ島(ぱいぬしま)石垣空港」には、ANAが新石垣-那覇・宮古・関空・名古屋/中部セントレア線に加え、3月末日より羽田線、7月1日より季節運航として福岡線に就航。JALグループにおいては、日本トランスオーシャン航空/JTAが新石垣-羽田・関空・那覇・宮古・与那国線を、琉球エアコミューターが那覇・宮古・与那国線に就航。

さらに、関空拠点のLCC(格安航空会社)、ピーチも6月14日から新石垣-関西線、9月13日から新石垣-那覇線の就航を予定。これから、石垣島をはじめとする八重山諸島への旅行にかなり期待が高まりそうです。

新石垣空港

ANAによる開港イベント。ピカチュウとニャースが初便乗客をお出迎え Photo:Toshio Tajiri/Flight Liner