アラスカ航空グループ、戦略計画「アラスカ・アクセラレート」を発表
LCC利用率トップは「ジェットスター」。有料オプションも好意的な利用者が多い フォートラベル調べ
旅行のクチコミサイト フォートラベルは、「格安航空会社(LCC)の利用」に関するアンケート調査を実施し、結果を発表した。
一番利用率が高いのは「ジェットスター」
3社のLCCを利用したことがあるか調査したところ、12.5%が「ある」と回答。利用したことがない人は87.5%だった。
利用したLCCのうち利用率トップは「ジェットスター・ジャパン」で、60.1%が「利用した」と回答。
「ジェットスター・ジャパン」は、今夏に行った調査でも「今後利用したい」と回答した人が多く就航前から注目を集めており、その調査結果を裏付ける形となった。実際に「ジェットスター・ジャパン」を利用した人のコメントをみると「客室乗務員やスタッフの対応がよかった」「乗り心地がよかった」などの声があがっていた。
続いて利用者が多かったのは「エアアジア・ジャパン」で、32.1%が「利用した」と回答した。利用した人からは「価格が安い」「座席が快適だった」などのコメントが寄せられている。
そして、「ピーチ・アビエーション」は28.0%の人が「利用した」と回答。コメントからは「純正の日本企業のため、親しみが持てた」「機体がきれいだった」といった声があがっていた。
なお、3社に共通して「搭乗前はあまり期待していなかったが、不満や不自由なく利用できた」という声が多い。また、利用後の満足度を「期待以上だった」、「期待通りだった」、「期待以下だった」の3段階で聞いたところ、3社とも、“期待通り”と回答する人が半数以上を占めた。
一方で「期待以下だった」と回答した人の理由としては、遅延や欠航が挙げられた。特に問題なく利用できた旅行者はLCCならではの価格の安さと、それに見合ったサービスやシステムに納得し利用しているようとなる。
有料機内食や手荷物オプションも高評価に
利用して良かった点は、「航空券の価格が安い」ことが圧倒的に多かった。「浮いたお金で旅行の回数を増やせた」、「電車やバスに乗る感覚で気軽に飛行機を利用できるようになった」といった意見もみられた。
また、低価格であるが故に、機内食や手荷物の預け入れなどをオプションで追加する点も、「利用したいサービスが選べる」、「余計なサービスがなくてよい」と評価されている。その他にも、「座席の座り心地が良い」、「客室乗務員の対応が良い」などのコメントがあがっていた。
一方で、利用して大変だった点は「日系の大手航空会社と比較すると遅延や欠航が発生しやすい」、「チケットを取るのに苦労した」、「照会が不便(電話が通じにくい、HPが操作しにくい等)」、「ホスピタリティの欠如(照会時、遅延・欠航時等)」、「運航時間が不便」などの意見があがっていた。
その他、「チェックイン・搭乗口・待機場所・飛行機の発着地などが大手航空会社と違い戸惑った」、「座席が狭い」、「手荷物預入の料金や超過したときの料金が高く、調整に苦労した」など、LCCならではの意見が寄せられている。
現在就航している日系LCCは、韓国や香港など海外路線への就航を開始しており、2012年10月29日には成田と台北・シンガポールをむすぶ「スクート」も就航。2013年秋には、中国のLCC・春秋航空が、成田を拠点に日本国内線に就航するなど、LCCの動向は今後も注目されそうとなる。