【搭乗レポート】台北(桃園)⇒東京(成田)/Scoot(スクート) TZ202便(ビジネスクラス)

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2012年10月29日より、東京/成田〜台北/桃園線に就航を開始したばかりのLCC、Scoot(スクート)の台北/桃園〜東京/成田線・TZ202便に搭乗したので搭乗記。

早朝の空港へのアクセス:台北駅からのバスを利用予定だった

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TZ202便は、桃園国際空港をAM 6:50に出発する早朝便。

Scootは、Webチェックインを行っていないので、出発時刻の1時間前でチェックインが締め切り。余裕を見ると1時間半前ぐらいに空港に到着出来れば安心。

逆算すると、5:20頃には空港に到着しているとベター。という事になるのだけれど、この時間に桃園国際空港までのアクセスする手段が限られるのが難しいところ。

狙っていたのは、台北駅を4:30に出発するバスで、このバスに乗れれば1時間前後で桃園国際空港に到着出来る予定となっていた。

バスの時刻表などに関する情報は以下のWebサイトにて

國光客運股份有限公司

台北駅から白タクで移動する事に

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上記のバスを利用するために、宿泊していたホテル(Inperial Hotel)を3:50頃にチェックアウトして台北駅へとタクシーで移動を開始。

台北駅に到着してバスを待とうとしたら、白タクのおじさんが声をかけてきた。

『桃園国際空港まで行きたい』と言うと、200台湾ドル/一人とのことで、料金はバスの2倍ぐらいではあるけれど、バスと比べて時間も短縮されるだろうし、『すぐに出発できる』との事だったので、白タクで桃園国際空港まで移動する事に。

※ちなみに、ホテルから桃園国際空港までのタクシーは、通常料金で1,200台湾ドルとのことだった。

念のため、ドライバーの名刺を受け取り、Google Mapで桃園国際空港に向かっている事を確認しながら、何かトラブルがあったらすぐに降りられる準備をしておいたけれど、心配は杞憂だった。

台北駅から桃園国際空港まではタクシーで約50分。途中の道が通行止めになっていて迂回する必要があったので、通行止めになっていなかったら、もう少し早い時間に到着が出来たかなと思う。

到着後に料金をふっかけられる事も無く、最初の言い値通りの2人で計400台湾ドルを支払って無事に桃園国際空港に到着。

桃園国際空港 第二ターミナルを利用

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ちなみに、現地では『スクート』よりも『スクー』に近い発音だと通じやすい。

シンガポール〜台北線は、既に就航してからある程度時間が経過しているためか、タクシーのドライバーもScootを知っていたのは意外だった。

ScootBiz用のチェックインカウンターは無かった

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チェックインカウンターは8B。嫁さんが利用したTZ201便は、成田空港でScootBiz用のチェックインカウンターがあったとのことだけど、台北/桃園⇒東京/成田のTZ202便にはScootBiz用のチェックインカウンターは見当たらず。

早朝のため、ターミナル内は人が少なかった。

チェックイン時に荷物の重さを測る

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チェックインの際に、機内に持込む荷物の重さを測る。

Scootの機内持込可能な荷物の重さは、7キロ+手荷物用の小さなバッグ(3キロ以内)となっている。ちなみにこの日のキャリーケースはカリマーエアポートプロ 40R。

カリマー エアポートプロ40R ブラック(Amazon)

チェックイン手続を済ませて搭乗券を受取

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搭乗券はレシートではなく厚紙タイプ。

ターミナル内のお店はほぼ全部閉まっている

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空港内でお土産を買おうと思ったんだけれど、ゲート付近のお店は軒並み閉まっており、お土産を購入する事が出来なかった(^ ^;

桃園国際空港内:無料のWi-Fiが利用可能

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桃園国際空港は無料のWi-Fiが利用可能。

SSIDはhi-netで、接続にPWは不要。利用開始時にブラウザ認証を行う必要がある。

台湾桃園国際空港の無線LAN接続方法 | shimajiro@mobiler

桃園国際空港内:電源利用も無料

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搭乗口付近には電源が利用可能だった。

ただ、椅子の近くに無いので少々使いにくく、この点はシンガポールのチャンギ空港の方が使いやすかったかなと思う。

ゲートはD6

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出発30分前に搭乗開始。ボーディングブリッジから搭乗した。

ScootBizの座席

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ScootBizの座席。2-4-2の配列。シートテレビなどはなし。

エコノミークラスの座席

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こちらはエコノミークラスの座席。シート配列は「3-4-3」。

以前、シンガポール⇒バンコクのTZ302便に搭乗した際にも思ったのだけれど、Scootのエコノミークラス座席は、他のLCCと比べて広く感じるので、飛行時間が長くてもそれほど窮屈には感じないと思う。

この日の搭乗率は20%ぐらいで、空席がかなり多かった。隣の空席を利用して横になったりし易いのは、空席が多い飛行機の活用方法かなと。

ScootBiz、電源が利用可能

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空港ターミナルと同じく、全世界対応型のコンセントのため、タイプA(日本で使われているもの)がそのまま使えたのは有り難い。

機材はB777-200

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機材は、B777-200型機。

機内誌など

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TVプログラムの案内や、機内食のメニュー、機内誌、機内販売のカタログの4つがシートポケットに搭載されている。

ウェルカムドリンク(水)

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搭乗時に配布された。

ScootBiz座席を限界まで倒すとこんな感じ

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フルフラットにはならないけれど、座席が広めな事もあって限界まで座席を倒すとかなり快適。

機内食

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ビジネスクラスのScootBizの場合、機内食が無料。

味はそれほどおいしくはなく、機内食って感じ(^ ^;

アルコールも1杯目は無料。2杯目以降は有料だった。

成田空港着陸後、ボーディングブリッジを使ってターミナルへ移動

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定刻10:40の到着予定のTZ202便が成田空港に着陸したのは10:34頃。

成田空港の第二ターミナルのサテライトを利用したので、本館までシャトルで移動する必要があった。

いつもはエコノミー席を利用するけれど、今回ビジネスクラスであるScootBizを利用したのは、往復ビジネスクラスでも20,000円(燃油・税込)という激安セールでの予約が出来たため。

実際に搭乗してみて、ビジネスクラスを使うメリットがあるのかと言われると、正直悩ましいし、Scootはエコノミークラスでも、他のLCCでよく使われているA320の「3-3」の配列よりも広く感じ、比較的空席が多い事もあって、Scootの場合はエコノミークラスでもそれほどストレスを感じる事が無いのではと思う。(あくまでも、他のLCCと比べてという意味で)

搭乗した便には空席が目立っていたけれど、東京/成田〜台北線に就航する唯一のLCCとして頑張って欲しいなと(^ ^)

(搭乗日:2012年10月31日)

本記事は、ブログ「shimajiro@mobiler」さんからご寄稿いただきました。Traicyでは、搭乗レポートを募集しております。