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京王電鉄は10月27日、2026年1月31日から運行を開始する新型車両2000系を公開した。2027年3月までに10両固定編成4本計40両を導入し、現行の7000系の一部を置き換える。
2017年9月に運行を開始した5000系以来、約8年ぶりの新型車両。5000系と同様に、総合車両製作所(J-TREC)の軽量化構造ステンレス車両ブランド「sustina」を採用した。外観は車体正面や前照灯、側面などに、円をモチーフにしたラウンド型のデザインを取り入れ、 「安心」や「やさしさ」を表現。車内でもシートモケットや袖仕切り、貫通扉のガラスなど、ラウンド形のモチーフを多用している。1人あたりの座席幅は従来車両よりも10ミリ広げ、460ミリとした。
5号車には、京王電鉄では初となる大型フリースペース「ひだまりスペース」を導入。ベビーカーや車いすの利用者、大型の荷物を持っている人など、さまざまな世代、性別、目的の人が安全・快適に乗車できるよう、6号車寄りのロングシートを廃止し、手すりや腰掛けが付いたS字型の仕切りを通路の中央に設置した。また、3ドア・4ドア間の窓には、縦1,240ミリ、横1,930ミリの大型単板ガラスを採用。下部に手すりを設けるなど、小さな子どもが外の景色を見やすいように設計した。
環境性能面では、フルSiC素子VVVFインバータ制御装置を導入し、消費電力の削減や車両の軽量化を図った。省エネ性能は現行の7000系と比較して約20%向上しているという。
東京・稲城市の若葉台車両基地で行われたお披露目会で、京王電鉄の井上晋一・取締役常務執行役員は、「安全・安心はもちろんのこと、やさしい・ワクワクのキーワードをもとに開発した車両」と紹介。象徴的なひだまりスペースについては、「小さなお子さまを連れたお客様がもっともっとおでかけしたくなるような、ワクワクする空間をつくりだすというコンセプトで製作した」と説明した。
イベントには、3児の母であるタレントの藤本美貴さんも登場。電車に乗る際にベビーカーをたたむべきか悩んだ経験があるといい、「ベビーカーたたまずに堂々と乗れそうなくらい広く、いろいろな方が安心して乗れるスペースができた」とひだまりスペースを絶賛した。