ルクセンブルク、大阪・関西万博のパビリオン建設着工 副首相が来日

2025大阪万博ルクセンブルク経済利益団体(GIE)は、大阪・関西万博のルクセンブルクパビリオンの建設に着手する。

グザヴィエ・ベッテル副首相兼外務・対外通商相が来日し、1月25日に地鎮祭と起工式を開いた。1月23日に建築基準法上の手続きを終え、着工許可を取得していた。「タイプA」とされている独自パビリオンで、建設はプレハブ建設に強みを持つ内藤ハウスが担い、循環型経済に配慮する。

テーマは「Doki Doki – ときめくルクセンブルク」。温かく多様性に満ちた住民や、前向きで革新的な精神、美しい風景、伝統や文化遺産といったルクセンブルクの豊かさに触れることができるパビリオンで、日本とルクセンブルクのパートナーが共創した。

日本の”音ゲー”から着想を得た未来を研究するラボ、ルクセンブルクの上空を飛んだ浮かんだりしながら風景や自然などを楽しめる”故郷”にインスパイアされた体験、中庭ではルクセンブルク料理を楽しめる。

きょう1月26日には、ベッテル副首相は上川陽子外務大臣と会談。上川外相は副首相兼外相への就任後、アジア初の外遊先として日本を選んだことに謝意を表明し、ワーキングホリデー制度導入の口上書の交換を行ったほか、航空協定の枠組みを活用しつつ、二国間の交流が更に深まることを期待すると述べた。

ルクセンブルクは、ドイツとベルギー、フランスに囲まれた欧州の小国。面積は神奈川県ほどで、人口は65.6万人。国民1人あたりのGDPは世界1位で、金融やICTに加え、最近では宇宙やバイオに強みを持つ。欧州でも治安が良い国として知られている。

GIEは、ルクセンブルク政府とルクセンブルク商業会議所によって結成された経済利益団体。大阪・関西万博におけるルクセンブルクパビリオンの計画、建設、運営、解体を担う。