Klook、「白タク」乗車料金全額を返金

国内で違法な「白タク」の手配を斡旋していたことを本誌が報じた、旅行予約サイトのKlook(クルック)は、「白タク」の乗車料金全額を返金した。

「白タク」とは、営業許可を受けた緑ナンバーの車両ではなく、自家用車の白ナンバーで無許可で違法運送を行っているタクシーのこと。道路運送法に違反しており、違反者には3年以下の懲役または300万円以下の罰金が科される。また、利用者も事故などの際に補償を受けることができない可能性もある。

本誌は12月13日、クルックで予約した配車車両が「白タク」であるとのレポートを掲載していた。同社広報担当者は記事の掲載前、「十分なライセンス文書ならびに法令遵守を証明することができないパートナーとは取引をしていない」として、「白タク」の手配斡旋を否定していた

クルックのカスタマーサービス担当者は、「全てのサプライヤーに対し、サービスを提供するために必要なライセンス保持を求めています。国内の送迎サービスにおいても、許可事業者であるかどうかを契約時に確認し、その後も定期的に法令を遵守するよう強く要請しています。(中略)事実確認を行った結果、サプライヤーに違反が確認されたため、商品の返金手続きをさせていただきます。また、当該サプライヤーの商品はすでに非掲載となっております」とメールで返答した。

クルックを運営するKlook Travel Technologyは、香港に本社を置く、旅行アクティビティや現地ツアーの予約サービス。ソフトバンク・ビジョン・ファンドの出資も受けている。日本法人は2017年に設立され、日本政府観光局との共同プロモーションを実施した実績もある。

すでに、Booking.com(ブッキング・ドットコム)Agoda(アゴダ)も乗車料金全額の返金を行っている。