JAL、リブレット形状を737−800に大面積施工 燃費改善効果を検証

日本航空(JAL)は、リブレット形状を航空機に大面積施工し、燃費改善効果を計る飛行実証実験を開始する。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)、オーウエルとともに、2022年7月から機体外板の塗膜上に約60平方メートルのリブレットを施工したボーイング737-800型機による飛行実証実験を進めていた。十分な耐久性を有することが段階的に確認されたため、大面積での燃費改善効果の検証を行う。

大面積への施工にあたっては、水溶性の型の量産を見据えた材料や製造工程の見直しのほか、現場施工を可能とするフィルム構成への改良などが行われた。

11月に、ボーイング737-800型機(機体記号:JA331J)の胴体下部に、約25平方メートルのリブレット形状を施工した。今後、大面積施工したリブレット形状の耐久性や美観性、燃費改善効果を確認する。来年度以降、より効果の高い国際線機材へのリブレット形状の施工を展開することで、さらなる二酸化炭素排出量の削減に取り組むとしている。

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