JR東海「キハ85系」、6月で引退へ 先頭車8両の10両編成でさよなら運転

JR東海は、特急「南紀」で運用しているキハ85系について、6月30日をもって運行を終了する。翌7月1日からは全ての列車を新型のHC85系に統一する。

キハ85系は1989年にデビュー。特急「ひだ」、特急「南紀」として30年以上にわたって活躍してきた。後継車両となるHC85系が2022年7月にデビューしたことにより、今年3月18日のダイヤ改正をもって「ひだ」の運用を離脱。現在は「南紀」のみで運用されている。

HC85系 キハ85系

引退を記念して6月24日・25日の2日間、特急「ありがとうキハ85系南紀」を名古屋〜新宮駅間で運転する。両先頭車がグリーン車の6両編成で、1・2・6号車はJR東海ツアーズの商品として、3〜5号車は通常の指定席として販売する。車内では乗務員によるおもてなしや、思い出を振り返るイベントを行う。

また、7月8日・9日には特急「さよならキハ85系」号を名古屋〜高山駅間で運転する。8日は下りのみ、9日は往復運転し、いずれもJR東海ツアーズの商品として販売する。両日とも下り列車はグリーン車付き5両編成、最終運転となる9日の上り列車は先頭車が8両連結された10両編成で運転する。なお、下り列車は名古屋駅から岐阜駅まで、貨物列車用の稲沢線を走行する。

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