北海道も沖縄も片道6,600円! 今度のJALセールはここが一味違うぞ【コラム】

筆者がセールで狙うかも?穴場路線はこれだ

JAL(ボーイング737-800型機)

あまりセール対象になりにくい路線として、筆者が狙ってみようかと考えているのは、東京/羽田~名古屋/中部線。1日2便で、国際線との乗り継ぎ需要が旺盛のため、いままであまりセール対象となっていなかった。

今回のセール対象に含まれている上、2023年夏ダイヤでは一部便に国際線4クラス仕様のボーイング777-300ER型機が投入予定となっているため、距離は短いものの、このセールにおけるお得な路線といえるかもしれない。

また、東京/羽田~山形線もあまりセールなどで運賃が安価になることが少なく、セール運賃で購入できればこれからの時期過ごしやすい天候になる山形観光とセットに訪れてみたいと思っている。

一部路線では、より安価にセール運賃が設定される。例えば函館~奥尻線は片道4,400円。沖縄県内の宮古~石垣線などは片道5,500円となる。距離の短い路線も要チェックだ。

新セールだからこそ気を付けたい、意外な落とし穴

マイル積算率の変更

従前の「先得割引」などや、新運賃の「スペシャルセイバー」などと異なり、今回の「プロモーション」運賃のマイルの積算率は区間マイルの50%となる。また、ボーナスマイルが加算される「JALカード ツアープレミアム」も対象外となる。

なお、今回のセールでは普通席のみの設定だが、所定の追加料金を支払うことで、クラスJ・ファーストクラスへのアップグレードは可能。この際、マイル積算率は変化する。

ごく一部の対象外路線・便

今回のセールでは、東京/成田~名古屋/中部・大阪/伊丹線はセール対象外。また、東京/羽田~三沢・南紀白浜線など一部路線では対象外となる便があるため、注意が必要。

なお、最繁忙期の4月29・30日、5月3~7日もセール対象外となる。そのほかのゴールデンウィークの日程はセールの対象となるため、日程をずらして帰省や旅行に利用したいところだ。

新予約システムはアクセス集中に耐えられるか?

今回のセールは、運賃制度変更にあわせて導入された新しい予約システムにて行われる。現行の予約システムでは、アクセスが不安定になることはそこまでない印象だが、今回このセールが大きく話題になったことで、アクセスが集中することが懸念される。

ANAが実施した同様のセールでは、アクセスが非常に不安定になっていたこともあり、セール開始直後はアクセスがしづらくなる状況があり得るのではないだろうか。セールへの参加には根気強さが必要かもしれないので、身構えておきたい。

何はともあれ、今回のJALのセールは、ほぼ全路線・全便が対象となるセール。思わぬ掘り出し物もあるかもしれない。買うか買わないかはともかく、一見の価値はあるのではないだろうか。

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