岩谷技研、宇宙遊覧の搭乗者募集 所要時間4時間、費用約2,400万円

岩谷技研は、「OPEN UNIVERSE PROJECT」を発表し、宇宙遊覧の第1期搭乗者とパイロットの募集を開始した。

2020年7月に有人宇宙遊覧プロジェクトを始動し、2021年には自社設計の無人気密キャビンを成層圏への打ち上げ・回収、2022年には高度100メートル越えの有人自由飛行実験に成功している。

2023年から24年にかけて計画している、気球による宇宙遊覧の搭乗者の募集を開始した。応募者の中から5名を選出し、販売する。応募期間は8月31日午後4時59分まで、

遊覧はパイロットと搭乗者の2名で実施し、所要時間は約4時間。2時間かけて地上25キロから30キロの成層圏まで上昇し、成層圏を1時間遊覧。その後1時間かけて降下し、海上で船舶が帰還を待つ。参加者はメディカルチェックと合同オリエンテーションのほか、打ち上げ地には1週間程度滞在し、滞在期間中に安全講習を受ける必要がある。費用は約2,400万円。

JTBが共創パートナーとなるほか、パイロット候補生を若干名募集することも合わせて発表された。