新千歳空港、多くの出発便欠航時にフェリーと連携 苫小牧西港へ無料バス

北海道エアポートと苫小牧港開発は、新千歳空港を出発する多くの便の欠航が見込まれる場合、苫小牧港に就航する本州を結ぶフェリーと連携し、空港への滞留者を緩和させる。

苫小牧西港と八戸、仙台・名古屋、大洗を結ぶ3航路と、苫小牧東港と秋田・新潟・敦賀を結ぶ航路の運航情報を、新千歳空港内で提供する。フェリーを運航する各社では、当日予約にも柔軟に対応する。

また、本州行きの新千歳空港出発便に多くの欠航が予想され、苫小牧西港を出港するフェリーへの振替利用が見込まれる場合、苫小牧港開発が主体となり、道南バスが新千歳空港と苫小牧西港を結ぶ無料バスを、新千歳空港を午後3時と午後5時に出発する2便運行する。

北海道エアポートと北海道運輸局は今冬から、札幌大谷地バスターミナルへの連絡バス緊急ピストン輸送や、新たな情報共有体制構築などの対策に取り組んでいる。