スカイマーク、利用1億人突破 破綻やコロナ経て就航から24年

スカイマークは、累計搭乗者数が11月6日に1億人を突破したと発表した。

同社は1998年9月19日に東京/羽田〜福岡線の1路線で運航を開始。就航から15年11か月目の2014年8月に搭乗者数5,000万人を突破した。2015年1月に民事再生法の適用を申請し事実上経営破綻したが、翌2016年3月に再生手続きを終結。わずか1年2か月で復活を遂げた。2019年11月29日には東京/成田〜サイパン線(運休中)を開設して念願だった国際線に進出。2020年10月25に東京/羽田〜下地島線を開設し、現在は29機のボーイング737-800型機で23路線を運航している。

1億人に届いたのは11月6日で、5,000万人突破から約6年3か月、就航から数えると約24年2か月での到達となった。

羽田空港では11月16日、記念式典が開かれ、19番スポットを午前11時5分に出発する下地島線のBC613便と、20番スポットを午前11時15分に出発する福岡線のBC9便の乗客に記念品が配られた。両便にはポケモンとのコラボ機「ピカチュウジェットBC」の1号機と2号機がそれぞれ投入され、両機が隣同士のスポットで並んだ。乗客数はいずれも177席に対し、BC613便が179名(うち幼児4名)、BC9便が158名(同3名)と、高い搭乗率だった。

あいさつに立ったスカイマークの加藤勝也専務は、「ひとえに1億人といっても、様々なお客様の人生のシーンで、様々な思い出を運べたと自負している。2億人、3億人とますますご愛顧いただけるエアラインを目指す」とさらなる成長に向け決意を新たにした。

同社は2015年の破綻により同年2月27日で上場廃止となったが、今年11月10日に東証グロース市場への上場申請が承認され、12月14日にも再上場する。