JALやドコモら、企業横断でのデータ活用で定時出発率向上へ　11月から実証実験

日本航空（JAL）とジャルカード、NTTドコモは、企業を横断したデータ活用の実証実験を、11月1日から2023年3月31日にかけて実施する。

NTTドコモが、日本電信電話（NTT）の協力のもとで開発した秘匿クロス統計技術を用いて、各社が個人を識別できない状態に加工したデータを相互に開示することなく、航空機搭乗前の利用者の移動状況に関する人口統計情報を作成し活用することで、スムーズな航空利用の実現を図る。

実証実験では、JALが保有する国内線航空券の予約データの搭乗に関する情報と、NTTドコモが保有する携帯電話ネットワークの運用データのうち位置や属性データを扱う。東京/羽田・福岡・長崎の3空港で、搭乗前の4つの時点で利用者の移動状況に関する統計情報を作成し、1か月間の人口推移傾向に基づき、定時出発率の向上に向けた施策を検討・実施する。

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