ロンドン・ヒースロー空港、出発旅客数の上限撤廃

ロンドン・ヒースロー空港

ロンドン・ヒースロー空港は、10月末に出発旅客数の上限を撤廃する。

9月の利用者数は580万人近くに達したものの、2019年の水準を15%下回った。7月初旬に旅客数がキャパシティを上回り、出発旅客数制限を導入していた。

需要の見通しは、経済の落ち込み、新型コロナウイルスの状況、ウクライナ情勢の激化などの変動要因があり、依然として不透明であるものの、クリスマス休暇の利用が好調を予想している。従業員を確保したことから、10月末で出発旅客数の上限を撤廃する。一方で、航空会社と協力し、繁忙時間帯の旅客サービスを保護する、的を絞った仕組みを導入する。

今後12か月間、キャパシティ、サービスレベル、回復力を新型コロナウイルス感染拡大前の高い水準に戻すことに視野を置く。