シンガポール航空、チャンギT3に旗艦ラウンジ開業 広さ3割拡大、1,150人収容

シンガポール航空は、シンガポールのチャンギ国際空港第3ターミナルで、新たな旗艦ラウンジとなるシルバークリスラウンジとクリスフライヤーゴールドラウンジを発表した。

プライベートルームとシルバークリスラウンジのファーストクラス・ビジネスクラスエリア、クリスフライヤーゴールドラウンジをあわせ、広さは6,100平方メートルで、約1,150人を収容できる。座席数とスペースは約30%増加した。

シンガポールのデザイン会社、ハーシュ・ベドナー・アソシエイツと共同で、時代を超えたエレガンスを体現しながら、現代的な仕上げと最新の設備を取り入れたデザインを開発した。

プライベートルームは、スイート・ファーストクラスの利用者を対象としたもので、78名を収容できる。ブース席やデイルームなど、仕事や休憩に適した設備を擁する。

シルバークリスラウンジのファーストクラスエリアは、ソリティアPPSクラブ会員、スイート・ファーストクラス利用者を対象としており、リクライニングチェアやテンピュールのゼログラビティベッドとシュプリームファームのマットレスを備えた、プライバシーを重視した新しいデイルームを用意。ライブクッキングステーションでは、バクテー、パスタ、朝食の卵料理などを多数用意した。バリスタが作るコーヒーは朝から、シグネチャーカクテルは夕方から提供する。

シルバークリスラウンジのビジネスクラスエリアは、休憩エリア、メインダイニングホール、リビングルーム、コートヤードスタイルの4つのエリアを用意。20%広くなり、快適にすごせるようになった。朝はバリスタ、夜はバーデンダーがフルサービスで提供するバーからは、離着陸する航空機を眺めることができる。

クリスフライヤーゴールドラウンジは、開放的かつ現代的なデザインで、滑走路を一望できる。ダイニングエリアやオープンコンセプトのワークスペースを拡大し、シャワー設備も設けた。ラクサ、チュイクエ、蒸したての点心なども提供する。

シンガポール航空では、シンガポール発着の国際線の需要が再び高まりつつある中で、主要ハブ空港での地上での顧客体験をさらに充実させるものとしており、ゴー・チュン・フォン最高経営責任者(CEO)は、「お客様は快適で安らげる環境の中で、厳選された商品を楽しみ、シンガポール航空の特徴であるホスピタリティを体験することができます。快適で安らげる環境の中で、リフレッシュして旅に出ることができます」と自信を示した。

シルバークラスラウンジのビジネスクラスエリアとクリスフライヤーゴールドラウンジはすでにオープンしており、それ以外は現地時間5月31日午後6時にオープンする。