エア・ドゥとソラシドエア、共同持株会社「リージョナルプラスウイングス」を10月3日設立

AIRDO(エア・ドゥ)とソラシドエアは、共同持株会社「リージョナルプラスウイングス」を10月3日に設立すると発表した。

きょう5月30日付けで両社は共同持株会社の設立に合意し、契約を締結した。6月下旬に開催する株主総会での承認を前提として、共同持株会社を設立し、株式移転により両社は傘下に入る。

両社の株式価値総額は同等で合意しており、エア・ドゥの普通株式1株に対して新会社の普通株式9株、ソラシドエアの普通株式1株に対して新会社の普通株式2株を割り当てる。これにより発行予定株式総数は約84万株となる。

新会社は東京都大田区に本社を置き、代表取締役会長にはエア・ドゥの草野晋代表取締役社長、代表取締役社長にはソラシドエアの高橋宏輔代表取締役社長が就任する。資本金は1億円。本社機能の一部を集約し、将来的には整備機能も共同持株会社へ集約する。業務や規程の共通化や、共同調達によるスケールメリットを享受するための協業体制も構築し、2026年度には両社で45億円以上の協業効果を目指す。

両社は、新型コロナウイルス感染拡大前の2019年度には営業収入約870億円、経常利益約30億円だった。2021年度には営業収入約530億円、経常損失100億円に落ち込んでいる。2026年度には営業収入約1,000億円、経常利益約90億円を見込む。

エア・ドゥは、1996年11月に設立。資本金は1億円。2022年3月末時点の従業員数は931名。ボーイング767-300型機とボーイング737-700型機計12機で北海道発着の10路線を運航している。

ソラシドエアは、1997年7月に設立。資本金は1億円。2022年3月末時点の従業員数は929名。ボーイング737-800型機14機で九州・沖縄発着24路線を運航している。