成田空港初の滑走路を歩けるツアー実施 オープントップバスで滑走路に、倍率17.7倍

成田国際空港とグリーンポート・エージェンシーは、「成田空港滑走路横断スペシャルバスツアー」を5月21日早朝に開催した。

一般公開していない成田空港のエリアをバスで巡る「成田空港スペシャルバスツアー」の特別企画として実施したもので、当初は2021年9月12日に実施を予定していたものの、緊急事態宣言によって中止していた。滑走路見学は開港以来初の実施となった。4月15日から20日まで応募を受け付け、673名から応募があった。参加人数は21組36名で、抽選倍率は17.7倍となった。

午前3時30分に成田空港に集合し、午前3時50分に出発。誘導路を経由して、長さ4,000メートルのA滑走路内を、屋根のないオープントップバスで走ったほか、滑走路を歩く時間が設けられ、参加者は写真撮影などを楽しんでいた。

滑走路の運用が開始される午前6時過ぎには、タイ国際航空と全日本空輸(ANA)、フェデックス・エクスプレスの着陸機3機を滑走路端で見学した。その後はランプエリアから出て、ランプセントラルタワーの見学や、「成田空港退役アイテム」のオプショナル販売も実施した。専属カメラマンも同行し、撮影した写真は参加者に後日プレゼントする。

両社は、2020年から空港見学のツアーを実施し、「空港そのものを楽しみたい」というニーズに応えている。17倍という高倍率と好評だったことを受け、次回以降のツアーも検討するという。