シンガポール航空、約892億円の赤字 2022年3月期通期業績

シンガポール航空(ボーイング737-800型機)

シンガポール航空は、2022年3月期の連結業績を発表した。純損益は9億6,200万シンガポールドルの赤字となった。

売上高は76億1,500万シンガポールドル、営業費用は82億2,500万シンガポールドルとなった。燃料費が11億7,300万シンガポールドル増加したことが大きく響いた。営業損失は6億1,000万シンガポールドルで、前期からは大きく改善した。ボーイング737-800型機2機と、ボーイング777-300ER型機3機の減損損失5,100万シンガポールドルも計上した。

旅客数は、ワクチントラベルレーンの開始や出入国規制の緩和に伴い、前期比6倍の390万人に回復した。旅客便収入は28億600万シンガポールドルとなった。座席利用率は30.1%だった。貨物便収入は過去最高の43億3,900万シンガポールドルと、前期比で約6割増えた。旺盛な需要に支えられ、輸送重量は44.5%増加した。

新型コロナウイルスの感染拡大前と比べ、第1四半期(4月〜6月)には61%、第2四半期(7月〜9月)には67%に旅客数が回復することを想定しており、第2四半期末には70%以上の都市へ就航を再開する。客室乗務員の募集も2年ぶりに再開する。貨物需要は不安定に推移するものの、供給不足により健全な状態を維持すると予想した。一方で、インフレ圧力、燃油価格には懸念しているとした。