ANA国内線、GW期間中100万人の利用見込む 羽田のD検査場も2年ぶりに運用

3年ぶりに緊急事態宣言やまん延防止等重点措置がない中で迎えたゴールデンウィーク。全日本空輸(ANA)は4月29日から5月8日までの期間中、国内線全体で前年比約2倍となる100万人以上の利用を見込む。

28日時点の期間全体の予約数は約88万人で、予約率は57.4%。行き先は沖縄方面が特に好調で、次いで九州、中国・四国方面が人気となっている。今年は直前予約が多い傾向にあり、4月22日から29日までの直前1週間で予約が10万人増えたという。ANAの小山田亜希子東京空港支店長は、「22日にゴールデンウィークの予約数を発表した。躊躇していた方がそれを見て駆け込みで予約したのではないか」との見方を示した。

▲約2年ぶりにオープンした保安検査場D

初日の29日は国内線全体で約12万人が利用。1日12万人以上が利用するのは、ゴールデンウィークではコロナ禍前の2019年以来3年ぶり。羽田空港出発便の予約率は95%で、特に午前中の出発便は約99%とほぼ満席だという。空港の混雑が見込まれることから、2020年3月16日以来約2年ぶりに保安検査場Dをオープンし、出発時刻の40分前を目安に保安検査場を通過するよう呼びかけている。D検査場はゴールデンウィーク期間中は開けているものの、その後の運用については未定だという。

▲ANA 小山田亜希子東京空港支店長