韓国人向けランドオペレーターのHANS ADVENTURE、事業を停止 負債総額約1.9億円

HANS ADVENTURE

東京商工リサーチによると、沖縄県の韓国人向け旅行会社、HANS ADVENTURE(ハンスアドベンチャー)が1月末までに事業を停止した。

2008年に沖縄専門の韓国人向けランドオペレーターとして設立。2011年にはマリンレジャー事業にも進出し、2013年3月期には売上高1億8,000万円をあげていた。2014年にはダイビング業者のサザンリーフを吸収合併し、レジャー部門を強化していた。

その後も外国人の起業支援や、観光・レジャー施設などで割引が受けられる「Okizone Pass」の発行、子会社TOMOtodayの設立など積極的な営業活動を展開したほか、2018年3月には北海道営業所を開設していた。2019年10月ごろからの日韓関係悪化により販売が減少する中で、2020年以降は新型コロナウイルスの感染拡大も重なり売上が低迷、資金繰りが悪化していた。負債は約1億9,000万円。

HANS ADVENTUREのウェブサイトによると、従業員数は2018年3月時点で25名。