デ・ハビランド・カナダとゼロアビア、水素電気エンジンの開発で覚書

デ・ハビランド・カナダとゼロアビアは、DHC-8-400型機用の水素電気エンジンプログラムを開発するための覚書を締結した。

覚書の一環として、デ・ハビランド・カナダは、ゼロアビアの水素電気エンジン50基を購入するオプションも含まれる。最終的な契約が完了した時点で確定する。

新造機への採用や、すでに運航中の機体の改修プログラムの開発に向けた協力を行う。このエンジンを搭載した機体を利用する適切な路線を特定し、今後5年以内の就航を目指す。両社は水素電気エンジンを搭載した航空機を共同販売する。

ゼロアビアでは、今後数週間でZA600エンジンを搭載した19人乗りの航空機を、従来のエンジンと水素電気エンジンをそれぞれ1基搭載して飛行させる。2022年にも水素電気エンジンのみで運航し、2024年までに認証を取得する。2026年までに700海里を超える航続距離を持つ40〜80席級航空機をサポートするZA2000の認証を取得し、2027年までに最大90席級の航空機に拡張する。