JAL、14機目のA350-900受領 初の391席仕様、23日の羽田〜那覇線から投入

日本航空(JAL)は現地時間12月16日、エアバスA350-900型機の14号機(機体記号:JA14XJ)をフランス・トゥールーズで受領した。デリバリーフライトは日本時間12月19日午前10時35分、羽田空港に到着した。

JALはA350-900型機を18機発注し、2019年6月に1号機(JA01XJ)を受領。今年11月13日に13号機(JA13XJ)が羽田空港に到着しており、約1か月ぶりのデリバリーとなった。今年度中にあと1機受領し、15機体制とする計画。このほか13機のA350-1000型機を発注中で、2023年度から受領を始める。

14号機のデリバリーフライトJL8102便は、現地時間12月18日午後2時9分にエアバスが本社を置くフランスのトゥールーズを出発。羽田空港には日本時間12月19日午前10時28分に着陸し、同35分に格納庫前の212番スポットに到着した。JALはA350-900型機のデリバリーフライトに際し、廃油や植物などを原料とした持続可能な航空燃料(SAF)を搭載。これまでに1〜5号機と12〜14号機で使用している。

JALのA350-900型機は、需要に応じて短期間で座席数を369席または391席に変更できる「QCC(Quick Configuration Change)」仕様としており、14号機は初めて391席仕様(ファーストクラス12席、クラスJ56席、普通席323席)の状態でデリバリーされた。初便は12月23日午前7時30分東京/羽田発、沖縄/那覇行きのJL903便となる予定。