ワールド航空サービス、雇用調整助成金を不正受給か NHKなど報道

ワールド航空サービスが、雇用調整助成金を不正受給している疑いがあることがわかった。11月9日、NHKが社内資料をもとに、少なくとも約7,000万円を不正受給しているとみられると報じた

雇用調整助成金は、事業主が労働者に休業手当を支払う場合、一部を助成する制度。1人1日あたり、4月までは最大15,000円、5月以降は13,500円を国が支給している。新型コロナウイルスの影響を大きく受けた企業が雇用を継続する上で、重要な制度となっている。

ワールド航空サービスは、1971年6月に設立。資本金は8,000万円。高単価な海外旅行に強みを持ち、2019年3月期の売上高は77億円に達した。今年7月、前会長の逝去に伴い、菊間潤吾会長が日本旅行業協会(JATA)の会長に就任している。