丸紅、バーティカル・エアロスペースと日本でのeVTOL導入で共同調査 東京駅〜成田空港間が約14分

丸紅と丸紅エアロスペースは、バーティカル・エアロスペースと日本国内での市場調査や事業参画検討の推進に共同で取り組む。

イギリスを拠点に2016年に創業したバーティカル・エアロスペースは、電動垂直離着陸機(eVTOL)の開発を進めている。特別買収目的会社(SPAC)との合併によりアメリカで上場を計画しているほか、すでに航空会社やリース会社から最大1,000機を受注している。

パイロット1名を含む5名乗りの量産型機「VA-X4」は、航続距離約161キロ超、最大時速約325キロ。東京駅と成田空港間を約14分で移動できる。2024年に欧州航空安全機関(EASA)から認証を取得することを予定している。

両社は共同で、日本国内での市場調査や機体認証に関する課題調査、関係省庁との連携、運航サービスの実現に必要となる離発着ポートなどインフラ構築に関する調査、関係各社との連携、社会受容性の向上・醸成に寄与する取り組みを行う。