ANAの「フライングホヌ」、ホノルルから約1年5か月ぶりに離陸

全日本空輸(ANA)のエアバスA380型機「FLYING HONU(フライングホヌ)」が、約1年5か月ぶりにホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港を離陸し、成田空港へ向かった。

NH183便は、ダニエル・K・イノウエ国際空港のG3ゲートを現地時間8月10日午前11時53分に出発。ウミガメのイラストなどを手にした地上係員が大きく手を振って見送った。海上滑走路の8Rから離陸の後、右旋回して日本に針路を向けた。成田空港には翌11日の午後2時54分に到着する見通し。

ANAは東京/成田〜ホノルル線に、お盆の繁忙期に合わせて「フライングホヌ」を再投入し、2往復を運航する。初便は8月9日に東京/成田を出発し、同日にホノルルに到着している。残りの1往復は、東京/成田を8月13日、ホノルルを翌14日に出発する。

グループのANA Xでは、PCR検査と陰性証明書の発行サービスをワイキキの聖ルカクリニックと提携して販売を開始したほか、空港送迎サービスを復活させ、人気ホテルでお盆としては破格のプランを用意するなど、観光客の受け入れに向けた取り組みを進めていた。運航する4便ともに、収支は黒字となる見通しだという。