JR西日本、山陽新幹線の貨客混載検討へ 福山通運と共同で

JR西日本と、同社傘下で物量事業を手掛けるジェイアール西日本マルニックス、福山通運の3社は、山陽新幹線での貨客混載輸送の事業化に向けた検討を開始すると発表した。

従来の貨物輸送を環境負荷の小さい手段に切り替えるモーダルシフトを図ることで、環境問題・労働問題の解決や、定時性の高い鉄道輸送による価値の創出を目指す。

検討中のスキームでは、貨客混載輸送の専用ボックスに入れた荷物を、山陽新幹線の車内販売準備スペースに搭載して新大阪〜博多駅間で輸送することを想定している。発送元から駅までと、駅から最終的な発送先までの輸送は福山通運が担当する。

新幹線を使った貨客混載輸送をめぐっては、JR北海道とJR九州が佐川急便と共同で、それぞれ3月と5月に事業化を実現している。