グローバル・エアラインズ、エアバスA380型機の重整備実施
ANAの737-700「JA05AN」、日本の空に別れ ヴィクターヴィルへ出発(写真21枚)
全日本空輸(ANA)が運航していたボーイング737-700型機の1機で、6月20日に退役したJA05ANが6月29日、売却のため羽田空港から離日し、フェリーフライトでアメリカ・カリフォルニア州のヴィクターヴィルへ向かった。
JA05ANは2006年7月1日に福岡発、名古屋/中部行きのNH212便で運航を開始。退役までの約15年間で、総サイクル数(飛行数)は23,082回、総飛行時間は33,510.75時間に上った。今年5月10日からは機首部分に退役記念のデカールを掲出。6月19日にはボーイング737-700型機の退役記念イベントに使用され、中部国際空港発着で遊覧飛行を行った。ラストフライトは翌20日の名古屋/中部発、東京/羽田行きのANA86便だった。
その後、退役整備が行われたJA05ANは、6月29日午前10時28分に羽田空港格納庫前の202番スポットを出発。同42分にC滑走路(R/W34R)を離陸すると、日本の空に別れを告げるように翼を左右に大きく振りながら経由地のアンカレッジに向かった。L2ドア付近には運航に関わったANAウイングスのスタッフなどからの寄せ書きが記されていた。
▲フェリーフライトを担当した土田岳史機長(右・PIC)、平田荘周機長
フェリーフライトを担当した土田岳史機長は出発前、「たくさんのお客様にご利用いただき、チャーターフライトなど色々なイベントで皆さんのお世話になった機体。その思いをアメリカまで運びたい」と話した。
なお、ボーイング737-700型機の最後の1機となっていたJA06ANも6月27日の岡山発、東京/羽田行きNH654便をもって運航を終えており、まもなく離日する見通し。