ANA、6月退役のボーイング737-700型機に記念デカール きょう運航開始

全日本空輸(ANA)は、6月に退役するボーイング737-700型機へのデカールの貼付作業を、5月10日夜に羽田空港の格納庫で行った。

ボーイング737-700型機は、2005年12月に運航を開始。1号機と2号機は金色の特別塗装を施し「ゴールドジェット」として運航したほか、10号機と13号機はボーイング737-700ER型機を導入し、「ANA Business Jet」として、名古屋/中部〜広州線や東京/成田〜ムンバイ線に投入していた。18機を導入したものの、現在は3機にまで退役が進んでいる。

機体左右前方のドア横に貼付したデカールは、2020年6月に退役したボーイング737-500型機(スーパードルフィン)の流れを踏襲し、花束をメインコンセプトに、感謝の花々に包まれながらラストフライトを飾る様子を表現。「ゴールドジェット」を運航していたことから、金色のリボンを添えたデザインとなっている。

10日に貼付したのは1機(機体記号:JA05AN)で、きょう11日の東京/羽田〜八丈島線(ANA1891便、ANA1892便)、東京/羽田〜高松線(ANA535便、ANA536便)、東京/羽田〜鳥取線(ANA297便、ANA300便)の計6便に投入を予定している。残る1機(同:JA06AN)にも12日夜に貼付作業を実施する。

6月19日には、中部国際空港発着の退役記念チャーターフライトを、午前と午後の2回実施する。予約は5月12日午前10時まで受け付けている。応募多数の場合には抽選となる。