ANA、国際線新シートへの改修風景を紹介する動画を機内放映 デザイン会社の担当者や平子社長登場

全日本空輸(ANA)は、国際線のボーイング777-300ER型機の新シートへの改修風景や開発の舞台裏を紹介する動画を、5月1日から機内で放映する。

普段見ることのできない成田空港格納庫での客室改修風景のほか、デビューまで5年を要した新シート開発の舞台裏を、ANAの整備士・スタッフ自らが企画・撮影・編集した動画で、機体改修の様子や社員のインタビューのほか、ファーストクラス「THE Suite」、ビジネスクラス「THE Room」の開発に携わったデザイン会社のAcumen担当者のインタビュー、ANAの平子裕志社長のメッセージなど、盛りだくさんの内容。長さは48分。国内線・国際線の個人用シートモニター、機内Wi-Fiを通じて放映する。

新仕様シートは、2019年8月にデビュー。ファーストクラス「THE Suite」は、1-2-1配列の全8席で、各席の占有空間はANAとしては最大で、シートモニターは現行の23インチから43インチに大型化し、世界初となる4K解像度に対応した。個室タイプのビジネスクラス「THE Room」は、1-2-1配列の全64席で、進行方向と逆向きのシートを交互に配列することで、各席の占有面積が従来の約1.3倍となった。