JAL、春秋航空日本を子会社化へ 共同通信など伝える

春秋航空日本

日本航空(JAL)は、格安航空会社(LCC)の春秋航空日本を子会社化する方針を固めた。日本経済新聞電子版共同通信が4月25日夜、一斉に報じた。

春秋航空日本は、2012年9月に設立。当初は中国の春秋航空のほか、スカイスターファイナンシャルマネジメントや山佐などが出資していた。成田国際空港を拠点に、札幌/千歳、広島、佐賀の国内3都市と、ハルビン、天津、上海/浦東、寧波、重慶、武漢の中国6都市を結んでいる。JALは春秋航空日本に出資しているほか、春秋航空日本は整備をJALとJALエンジニアリングに委託している。2019年4月現在の従業員数は463名。

JALは2020年11月に行った、新株発行と売出しで調達した資金のうち、150億円をLCCに投資することを明らかにしている。このうち、完全子会社で中長距離国際線LCCのZIPAIR Tokyoには50億円を投資しており、残りをジェットスター・ジャパンと春秋航空日本に、2023年3月末までに投融資するとしていた。

日本経済新聞によると、追加出資額は数十億円。