一般社団法人高知県勤労者旅行会、破産開始決定 負債総額8,800万円

東京商工リサーチ

東京商工リサーチによると、一般社団法人高知県勤労者旅行会は3月12日、高知地裁から破産開始決定を受けた。負債総額は約8,800万円。

一般社団法人高知県勤労者旅行会は、1983年5月に社団法人高知県勤労者旅行会として設立。高知県内の労働組合や勤労者団体の加盟者とその家族を対象に旅行代理業を行い、1995年3月期には2億円近い売上高をあげていたとみられる。景気低迷や労働組合の減少等から事業規模は縮小し、2012年3月期は売上高が2,583万円にまで落ち込み、4,754万円の赤字を計上。債務超過に陥った。その後は持ち直したものの、2019年3月期は3,648万円、2020年3月期は約3,400万円に、売上高が減少。先行きの見通しが立たず、今回の措置となった。

破産管財人には、中川嶺法律事務所の中川嶺弁護士が選任された。