JR東海、特急料金払い戻しで誤案内 遅延時分の確認でミス

東海道新幹線

JR東海は12月30日、東海道新幹線新横浜駅の駅員が、特急料金の払い戻しを申し出た乗客に対して誤案内し、払い戻し対応を拒否していたことがわかった。

山陽新幹線内で発生した車両点検のため遅れていた、博多駅から直通運転した「のぞみ」4号の乗客に対し、本来はウェブサイトの新幹線運行情報のページで確定した遅延時分を確認して案内すべきところ、輸送係員が確認した時刻で判断した結果、遅延が120分に満たないと判断し、申し出た3名に誤った案内をしていた。同列車から新横浜駅で降車した乗客は約60名だった。遅れに伴い、新大阪駅から別途臨時運転した「のぞみ」4号の利用者は、払い戻しの対象とならない。

新横浜駅で降車した乗客のうち、まだ特急料金の払い戻しを受けていない乗客に対しては、JR東海管内の駅やJR東海テレフォンセンターに申し出るよう呼びかけている。