東武鉄道C11形325号機、12月26日デビュー　SL重連ツアーも

東武鉄道は、芳賀地区広域行政事務組合から譲受した蒸気機関車C11形325号機について、運行に向けた整備を完了し、12月26日から「SL大樹」として運行すると発表した。

C11形325号機はかつて真岡鐵道で運行され、7月30日に前所有者の以前の芳賀地区広域行政事務組合から東武鉄道に譲渡されたもの。同社線内での運行に向けて進められていた整備が今般終了し、12月26日から「SL大樹」として運行を開始する。

「大樹」は現在、下今市〜鬼怒川温泉間で週末を中心に4往復運行されており、2往復はSL牽引の「SL大樹」、もう2往復はDL牽引の「DL大樹」となっている。C11形325号機のデビューによりSLが2機体制となることから、年末年始の12月26日、27日、2021年1月1日〜3日、9日～11日の8日間は、1日4往復全てをSLで運転する特別運転を実施する。

このほか、運行開始に先立つ12月6日には、既存のC11形207号機との重連運転の乗車体験ツアーイベントが行われる。