ハイフライ、エアバスA380型機を退役 リース期間満了で

ハイフライ(エアバスA380型機)

Hi Fly(ハイフライ)は、エアバスA380型機(機体記号:9H-MIP)の運用を年内に段階的に終了する。

シンガポール航空の退役機をリースとして導入し、約3年間運航してきた。新型コロナウイルスの感染拡大の結果、超大型機の需要が大幅に減少したことから決定した。現在の市場状況に適した、エアバスA330型機を導入する見通し。

ウェットリース事業を手掛けるハイフライは、エアバスA380型機を2018年に導入。機体にはサンゴ礁を保護することをアピールする塗装を施している。1階にはエコノミークラス399席、2階にはファーストクラス12席とビジネスクラス60席の計471席を配置しており、運航会社に応じて構成を変えることができた。

欧州でエアバスA380型機を運航していた航空会社は、ハイフライを合わせた4社。新型コロナウイルスの影響で、エールフランス航空は退役、ルフトハンザ・ドイツ航空は長期保管を決めている。ブリティッシュ・エアウェイズも運航を停止している。