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ブリティッシュ・エアウェイズ、ボーイング747型機を即時退役
ブリティッシュ・エアウェイズは、ボーイング747-400型機全機を即時退役させることを決めた。
現在は、保有する全機の運航を停止している。新型コロナウイルスの感染拡大による需要の低下が長期に渡り継続する可能性が高く、2019年の水準には2023年から24年まで回復することが望めないことから、2024年までに段階的に退役させる方針を一転した。
ブリティッシュ・エアウェイズの前身である英国海外航空(BOAC)が1971年4月14日に、初めてボーイング747型機をロンドン〜ニューヨーク線で運航。これまでに、ボーイング747-100型機、ボーイング747-200型機、ボーイング747-400型機を導入した。ブリティッシュ・エアウェイズが世界最大の運航会社であるボーイング747-400型機は、1989年7月に初号機を導入し、1999年4月に最後の機体を受領。最大で57機を運航し、機内ラウンジも設けていた。現在も31機を保有している。創業100周年を記念した復刻塗装機も、他の30機と同様に最終的な保管場所へ向かうことになるとしている。
最新鋭機のエアバスA350型機6機と、ボーイング787型機32機は、ボーイング747型機を比べて25%の燃費改善効果があり、ブリティッシュ・エアウェイズでは置き換えを進めるとともに、最新機材には新型シートを導入するなど、サービスの改善に努めている。