肥薩おれんじ鉄道、八代~出水駅間の復旧目途立たず 約5メートルの土砂流入など

肥薩おれんじ鉄道 被災状況(海浦~佐敷駅間)

肥薩おれんじ鉄道はFacebookページで、7月4日の豪雨など災害の被災状況を公表した。

肥薩おれんじ鉄道線は、熊本県の八代駅と鹿児島県の川内駅を結んでおり、このうち八代駅と鹿児島県の出水駅の間で運転を見合わせている。また6日は出水~川内駅間も大雨のため始発から運転を見合わせている。

7月5日までに、沿線の複数箇所で土砂流入や道床(バラスト)流出、浸水や陥没が発生していることが判明している。

このうち、熊本県芦北町の海浦~佐敷駅間では、特に被害が甚大としており、大量の土砂や巨木が隣接の国道3号と線路を巻き込む形で250メートルほど崩れ、道床が流出するとともに線路上に4~5メートルほど堆積し、佐敷トンネルの出口が完全に埋まっている状況であると投稿している。

同社は運休区間の復旧の目処は立たず、代行バスなどの代替輸送については協議を行っている。決定次第発表する。

Facebookページでは、被害状況と合わせて同社社員の復旧に向けた意気込みが投稿されており、多くの利用者らのコメントが寄せられている。(画像:同社Facebookページ)

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