ジェットスター・ジャパン、エアバスA321LR型機の導入を延期

ジェットスター・ジャパンは、エアバスA321LR型機の受領を、当初予定していた今夏から延期する。

導入するエアバスA321LR型機は、全席エコノミークラスの238席仕様で、現行のエアバスA320型機と比べて、約3割にあたる58席増える。座席はレカロ製のBL3710で、座席幅は16.65インチ(42センチ)、シートピッチは28〜39インチ(71〜99センチ)となり、座席幅は従来より狭くなる。USB電源やタブレットスタンド、無線による機内エンターテインメントも備える。当初は今夏から3機導入し、既存の国内線の幹線や国際線に投入するほか、日本と東南アジア主要都市や人気リゾート地を結ぶ路線の開設を見込んでいた。ジェットスター・ジャパンによると、導入時期は検討中だという。

エアバスA321LR型機は、CFMインターナショナル社製のLEAP-1Aエンジンを搭載しており、最大で240席を装備することができる。最大離陸重量は93.5トン、搭載コンテナ数は従来より3個多い10個になる。航続距離は最大7,400キロメートルであるものの、導入する機材は航続距離は約5,500キロに抑える。現在はエアバスA320型機を25機保有しており、エアバスA321LR型機3機の導入後は、機種は未定であるものの7機を追加導入し、2023年度までに35機体制とする見通しだった。

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