国道44号・根室道路、3月22日に開通 地吹雪による交通障害を緩和

北海道の温根沼インターチェンジ(IC)~根室IC間を結ぶ高規格幹線道路「根室道路」が3月22日に開通した。

根室道路は一般国道44号の一部で、延長は7.1キロメートル。根室管内初の高規格幹線道路で、釧路市と根室市を結ぶ高速ネットワークの一部を形成する。同区間は、釧路・根室管内で最も平均風速が高く、現道では地吹雪による冬期の交通障害が問題となっていたが、今回開通した根室道路は防風林が整備されており、交通障害の緩和が期待される。国土交通省は、地吹雪に強い根室道路の整備効果として、救急搬送の確実性向上、安定的な「根室産生さんま」の出荷支援、釧路・根室管内の観光活性化を挙げている。