エミレーツ航空の完全個室型ファーストクラス、地上で体験してみた

エミレーツ航空の完全個室型ファーストクラスが、都内で体験できる。

ファーストクラスを体験できるのは、東京・六本木の「メルセデスミー東京」。東京/羽田〜ドバイ線などに就航しているボーイング777-300ERのファーストクラスが展示されている。ファーストクラスの展示は日本初だという。

「ゲームチェンジャー」と呼ばれるこの個室型ファーストクラスは、メルセデスベンツの理念に感銘を受けたエミレーツ航空の開発チームによって、メルセデスベンツのSクラスから着想を受けて設計された。

1席あたり最大3.71平米の空間には、柔らかなレザーのフルフラットシートを設置。航空宇宙局(NASA)の技術から開発されたゼログラビティ(無重力)ポジションに調整することで、究極の快適性を体感できるという。ドアを閉めることで完全個室となり、着替えなどにも便利なプライベート空間が実現する。

ドアを閉めて個室にした状態。

個室内の空調はシート脇のコントロールパネルで自由に調整できる。さらに、照明の色も好みに応じて変えられるようになっている。

目の前の大型モニターでは、エンターテイメントシステム「ice」によって、映画や音楽など4,500以上のプログラムを楽しめる。このうち邦画は20タイトル以上、日本語字幕付き映画は140タイトル以上が取り揃えられている。さらに、「ice」を通して客室乗務員へのビデオ通話が可能。ルームサービスも個室から出ることなくリクエストできる。シートモニターの両脇のミニバーももちろん自由に使える。

シート配列が「1-1-1」のため、中央席には窓がない。どの席からでも外の様子が見たいという要望に応えるため、中央席には航空業界で初めてバーチャル窓を導入した。機外の映像がリアルタイムで投影され、窓側席のような気分を味わえる。

アメニティグッズはブルガリのほか、スウェーデンのフレグランスブランド「BYREDO(バレード)」のスキンケアコレクションを提供。さらに、英ボワーズアンドウィルキンス製のノイズキャンセリングヘッドフォンも用意した。

体験イベントは2月16日まで。時間は各日午前10時から午後8時まで(2月9日は同4時まで)。体験会で撮影した写真を「#メルセデスミー」「#エミレーツ」のハッシュタグとともにSNSに投稿すると、先着1,000名にフライトタグキーホルダーをプレゼントする。

メルセデスベンツのSクラス。ここから着想を得たという。