JAL、東京/羽田〜沖縄/那覇線にA350投入開始 首里城再建塗装機初便、セレモニーも開催

日本航空(JAL)は2月1日より、東京/羽田〜沖縄/那覇線に、最新鋭機のエアバスA350-900型機の投入を開始した。

エアバスA350-900型機は、2019年9月1日から東京/羽田〜福岡線の1日3往復より投入を開始。段階的に便数を増やし、同10月27日からは、東京/羽田〜札幌/千歳線にも投入している。これにより、幹線3路線に投入を開始したことになる。

東京/羽田〜沖縄/那覇線の投入初便は、東京/羽田発は午前6時15分発のJAL901便、沖縄/那覇発は午前10時10分発のJAL902便。1日1往復を運航する。

エアバスA350-900型機は、全長66.8メートル、全幅64.75メートル、全高17.05メートル。巡航速度は時速916キロで、航続距離は15,000キロ。全席にタッチパネル式の個人モニター、AC電源、USBポートを備え、機内Wi-Fiによるインターネット接続サービスも提供する。

標準の座席配置は、ファーストクラスが「2-2-2」配列で12席、クラスJが「2-4-2」配列で94席、普通席が「3−3−3」配列で263席の計369席。高需要路線は、ファーストクラス12席、クラスJ56席、普通席323席の計391席を配置した機体で運航する。クラスJが38席減り、普通席は60席増えることで、トータルでは23席増える。座席数が増加した仕様では、クラスJとして使用している15列目から19列目がなく、普通席が20列目もしくは21列目から始まる。座席配置は短期間で変更できる、「QCC(Quick Configuration Change)」仕様となっている。

1号機から3号機は機体後部にそれぞれ、レッド、シルバー、グリーンで「AIRBUS A350」の文字を塗装している。4号機は「20th ARASHI THANKS JET」として嵐の5人を描き、初便に投入された5号機は「首里城再建応援」特別デザイン機として、機首左側には首里城再建に向けたキャンペーンロゴ、両側面に応援メッセージを施した。

東京/羽田発初便のJAL901便は、東京/羽田を午前6時20分に乗客359人を乗せて出発し、沖縄/那覇に午前9時5分に到着した。沖縄/那覇発初便のJAL902便は、沖縄/那覇を午前10時14分に乗客365人を乗せて出発し、東京/羽田に午後0時25分に到着した。那覇空港の22番ゲート前で開かれたセレモニーでは、杉本恒機長、岡栄作沖縄空港支店長らが挨拶し、快適性をアピールした。JL901便では機内で折り鶴、JL902便では搭乗時にフライトタグやステッカーなどの記念品を配布した。

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