一体何が進化した? 最新鋭の新幹線「N700S」に乗ってみた(グリーン車編)

JR東海が2020年7月の営業投入を予定している、東海道新幹線の新型車両「N700S」。従来型「N700A」との違いを確かめるため、10月30日の試運転列車に乗車した。この記事では、グリーン車における「N700A」からの進化を取り上げる。なお、普通車についてはこちらの記事をご覧いただきたい。

進化その1 人間工学に基づいて座り心地が向上


まずはシート。座面が背もたれのリクライニングと連動して深く沈み込むようになった。人間工学の観点からリクライニングの回転中心の場所を変え、太もも裏の圧迫感を低減しているという。長時間座っても疲れにくくなった。

フットレストは幅が従来比25%広がり、そのうえ足元スペースも広がっている。

進化その2 揺れを打ち消して乗り心地が向上

▲トンネル内で対向列車とすれ違う様子。


グリーン車には、油圧で車体の揺れを打ち消す「フルアクティブ制振制御装置」を採用。特にトンネル内での横揺れが大幅に軽減されている。対向列車とすれ違う際の衝撃も小さくなった。

進化その3 大きなスーツケースもOK 鍵付き荷物スペース

2023年度からは、デッキ部に特大荷物置き場を設置する。特定の指定席を購入する際に予約でき、3辺の合計が161センチ以上250センチ以内の荷物を置けるというものだ。手持ちのICカードを鍵にすることができるため、目の届かない場所でも安心だ。

▲交通系ICカードだけでなく、クレジットカードなど非接触ICカード全般が使える。

このほか、荷物棚の忘れ物防止照明や大型液晶ディスプレイなども普通車と同様に導入されている。

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